悠月の庭園 - 夜真ゆうじブログ -

同人ゲーム創作サークル「スタジオギア」の夜真ゆうじのブログです。

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「卒展」に行ってきました。

二月も残すところ今日明日のみ。そろそろ別れの季節ですね。
おはようございます、新たな門出(かどで)、夜真ゆうじです。


というわけで、そろそろ卒業の季節。ひとつの節目シーズンがやってきます。

そんなおり、母校の専門学校から手紙が届いて、「今年の卒業生の展示会やるんできてくんさい」的なお話を
もらったので、ちょっくら行ってきました。


地元の街中にある、自分も専門学校の入学式や卒業式でお世話になった場所で開催されており、
平日だったのもあって、ゆっくり卒業生の作品を眺めることができました。

いつもだったら手紙が来てもあまり行かない卒展なんですが、今回はひとつ理由があって行くことになったのです。

というのは、自分もかつて二年間お世話になった三人の講師の先生が、今回を持って学校を退職することになったと聞いたからです。

卒業生として、これはじかにお礼を言いに行かなくては!と思い、今回ばかりはということで会場に参ったわけなんですが……。

今回は三名の先生のうち、お二人にしかお目にかかれなかったんですが、少しばかりお話ができました。

で、「どうも。今回先生方が退職されるとのことで、最後にお話をしたくてきました。以前は本当にお世話になりました」
的な話から切り出したわけですが……その話を聞いて、先生方はなにやら複雑な面持ちに。

どうしたんだろう、と思っていたら、一人の先生が「いや、退職というか……まあ、その、ね」みたいな
感じで、歯切れが良くない言い方だったのを疑問に思っていると、もう一人の先生が、

「うちらが退職というわけじゃなく、来年度の生徒が一人もいないのよ」

という、予想だにしなかった答えが返ってきました。

ええー!?と、その場にいた別の生徒たちも驚いていて、自分もビックリしていました。
要するに、新入生がゼロなので、教師としての業務が為しえない、ということだったんです。

自分の頃は男女あわせて20人以上もの生徒がいましたし、それから何期生か後までは、
一年に一冊、クラス総出で製作する同人誌も二冊分に分冊されるか、辞書というよりはむしろ鈍器並みの
厚さでもって作られていたくらいの人数だったのに……。

それからピークを過ぎたのか、生徒数もどんどん減少の一途をたどり、最終的には新入生がいなくなってしまった……ということらしいのです。


そんな話をしていて、先生方も残念に思っていたようで、

「たぶん地方のアートコースの専門学校はだいたいこんな憂き目に遭っていると思う」とか、
「学校に入ってまでプロを目指そうとする世代が減ってきた」とか、
「いまは同人活動から抜擢されてプロになるケースも珍しくないから、そちらに憧れてみんな流れてしまう」

といった意見も聞けました。

そこらへんの事情の根底にあるのは、なにより、

「インターネットの普及により、自作品の発表の場がリアルよりも増えて、そちらにみんな魅力を感じるようになった」

というのが一番の要因にあるようでした。

自作品をネットのSNSに投稿して、リアルタイムで反応をもらえるようになった昨今、昔のように専門学校に入って、
志を同じくする仲間たちと切磋琢磨する……というのは時代遅れの感性になってしまってたようです。

ネットを通じた創作仲間と楽しめればそれで充分……ということなんでしょうか。まあ、それも時代の流れというやつなんでしょうが。

先生がたも、「教師という仕事は自分たちも楽しんでいたし、生徒との交流も実になっていた。そういう場が廃れるのは寂しい」
と言っておりまして、なるほどなあ……と。


たしかにまあ、ネットは環境さえあればいくらでも、好きなだけSNSに投稿できますし、レスポンスももらえます。
それがまた創作のモチベーションになって、どんどん実力をつけていける場でもあります。

でも学校にも学校の良さがあって、クラスメートたちとのリアルの人付き合いから学べることもかなり大きいですし、
なにより自分は専門学校の二年間が本当に楽しかったクチなので、今回の話を聞いてちょっと残念に思いました。

なんというか、人間って「人間関係の中で揉まれて成長するイキモノ」だと思うんですよね。

それはネットからだけでは培えない、非常に強い影響力です。

そういうものを創作活動から経験できる専門学校は、自分の創作の道を何百倍も楽しくしてくれます。


最後に展示会から帰る際に、なにげなく見たひとつの卒業生の作品。その説明欄に、

「専門学校の二年間ほんとうに楽しかった! 先生方にも仲間たちにもこのうえない感謝を!」

という一文が載っていて、なんだか微笑ましい気持ちになれました。そうそう、こういうことなんだよ、と。


時代の流れってのは誰にも抗えないし、逆らってもデメリットしかないものなので、結局は流されるしかないものなんですが……

まあ、それでも、またいずれ新入生が入ってきてくれたら嬉しいなあ、と思ったりもします。

専門学校に入っても遊んでばかり、というのは困りものですが、友人たちと楽しく技術を磨き合える場としては、
このうえなく素晴らしい経験の場だと思います。

……ま、美大もいいけど専門学校もネ!的なw


では今回はこのへんで。

別れの季節が来るということは、新しいことが始まる季節ということでもあります。

心機一転、なにかいままで挑戦したことのないモノに取り組んでみる、というのもいいかもですね。

自分もなにかやりたいなあ、新しいこと……w


そいではまたー。(゚Д゚ 三 ゚Д゚)
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